強迫性障害(強迫症)は、手を洗いすぎたり何度も確認したりと、日常生活に支障が出る病気です。「どうしたらいいのかわからない」「やめたくてもやめられない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、強迫性障害に悩んでいる人や治し方を知りたい人に向けて、おすすめの本をご紹介します。
図解 やさしくわかる強迫症

強迫性障害で悩んだときに、最初に読んでほしい基本の本です。
少し大きめのサイズでイラストも多く、読みやすくまとめられています。
病気のしくみや症例、体験談、認知行動療法の方法までカバーしており、とくに強迫観念への向き合い方が参考になります。
患者にも家族にもおすすめできる、はじめの本です。
強迫症/強迫性障害をワークで治す本

強迫症に悩んでいる人、「治せない」と感じている人におすすめです。強迫性障害の専門外来の名医が、自分でできる治療法をわかりやすく教えてくれます。
つらい行動をやめるためのヒントがたくさん詰まっており、実際にワークを試すことができます。自分のペースで取り組みながら、強迫性障害から少しずつ解放される手助けが得られます。
強迫症を治す

精神科医でありながら、自らも強迫性障害を経験した著者による本です。
お医者さんだけあって、症状が出たときの考え方や感情が的確に表現されています。
入院や曝露反応妨害法、回復の流れ、治すための心がまえまで、具体的に書かれていて読みごたえがあります。
強迫症を克服する

強迫性障害のタイプ別の解説とともに、強迫性障害の治療法である曝露反応妨害法のコツが書かれています。
曝露反応妨害法は難しく、やり方をまちがえると効果が出にくいものです。
この本ではやり方を解説するとともに、つまづきやすい点や疑問も丁寧に書かれています。
値段は少し高いですが、カウンセリングを受ける気持ちで読みたい本です。
実体験に基づく強迫性障害克服の鉄則

著者が自分で治した体験をもとに、やさしい言葉で書かれています。
今の医学的な治療法とは少し違う部分もありますが、曝露反応妨害法に抵抗がある人や、病院に行かずに治したい人におすすめ。患者からも根強い人気があります。
同じような悩みをもつ人の声を聞きたいときに、力をくれる一冊です。
新装版 不安でたまらない人たちへ

海外で書かれた本ですが、日本でも長く読まれている定番です。
認知行動療法に基づく「四段階方式」が紹介されており、強迫観念に対して「脳のロックをはずす」という考え方を提案しています。
やや古い内容もありますが、「これは強迫観念なんだ」と気持ちを切り替える手助けになります。
自分の強迫観念が間違っていることはわかっていて、誰かに否定してもらいたい人に向いています。
高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで

縁起強迫と摂食障害の体験を描いたコミックエッセイ。かわいい絵と少なめの文字で、読みやすく仕上がっています。
一見、統合失調症のようにも見えますが、読んでいくと「ああ強迫性障害だなー」と納得です。
神様の命令をきいて食べられなくなるという、不思議な状況に陥ってしまった高校生。
「神様の命令」という表現が、強迫性障害の本質をとらえていると感心しました。
強迫性障害ってなんなの?どうして変なことをするの?と理解できない周囲の人にも読んでほしいです。
まとめ
強迫性障害の本はどれを読んだらいいかな?と迷っている人や、ご家族の参考になりましたら嬉しいです。気になる本から読んでみてくださいね。
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